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砂絵やっとります。

絵と音楽とお笑いと漫画が好きであります。LAに滞在中。

作文:砂と私

2010.02.12 (Fri)

さかのぼること去年の10月。
展示を目前に、制作の日々を過ごしておりました。

砂が足りなくなり、いつものように砂を売っているおじぃさんに注文だ!とメールを送ったのですが、その返信を読んで激しく動揺するわたしがいました。

『先月、父が亡くなりました。』

おじぃさんの娘さんから届いたメールには、こう書かれていました。
仕事中にも関わらず、涙がボロボロ流れました。

- - - - -

わたしがおじぃさんの砂と出会ったのは5年前。
細かくキラキラ輝く砂に、わたしは一気に虜になりました。

路上でポストカードを売っていた時代に、もっと砂絵をうまく作りたい!とおじぃさんに会いに静岡に行ったこともありました。
温かく迎え入れてくれ、作品の数々を見せてくれたり、コツを教えてもらったりしました。
お手製の紙はがし棒を譲ってもらい、ほくほくな気持ちで帰ったのを覚えています。

この色がすぐに欲しいんです!という無理なお願いをしても、すぐに送ってくれました。
もうちょっと濃い赤が欲しいんですけど。と相談したときは、特別に作ってくれました。
この砂に出会っていなかったら、ここまで砂絵にこだわって描き続けることもなかっただろうなと思います。
それぐらい自分にとって大切な出会いだったので、それを届けてくれたおじぃさんが亡くなったことの悲しみは本当に大きかったのです。

しかしそれと同時に、『おじぃさんが作った砂は、わたしが世界に届けよう。』という想いが湧き上がりました。何をどうすりゃいいんだかわからない話に途方に暮れましたが、そんな強い気持ちと共に絵を描いておりました。

ある日のこと。
有言実行したいタイプなので、実行できないかもしれないことはなるべく口にしないようにしているのですが、ついついアツくなってこの話をしてしまいました。
話したあと、『あっ!やべっ、口にしてしまったー!』と思ったけれど、『すごくいい話だね。その気持ちは絵として届けるべきだよ。』と言われ、『そうだよな。まずは、おじぃさんにお線香をあげに行って、この想いを伝えて来ることから始めよう。』そう思いました。
ずっと行きたいと思いつつのびのびになっていたけれど、背中を押してもらえました。

さっそく娘さんに13日にお線香をあげに行きたいんですけど。とメールすると、その日はイギリスに戻る日なんです、とお返事。まさか海外在住の人だったとはー!
せっかくなので娘さんにもお会いしたいと思い、11日に急遽変更依頼。
このタイミングで行こうと思わねば、一生会えずじまいでした。あぶねっ。

そんなわけで静岡ぶらり旅へ出発。
(後半に続く)
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Title : 無題

お久しぶりです。後半を読まずして、感動しました  涙

タドルチェ 2010.02.13 (Sat) 04:19 編集

Title : 無題

お、珍しい人からコメントが!嬉しい!!
後半は泣きどころはないのでよろしくどうぞ。

naoshi 2010.02.14 (Sun) 01:18 編集

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