トラウマ小説 -第4話 長い戦い-
2013.05.11 (Sat)
手術後の3日目に少し元気になり、部屋が移動になった。
今度は個室ではなく6人の大部屋で、一番ひどい怪我ということもあり、オムツ生活を筆頭にいろいろ精神的にキツかった。カーテンを閉め切って、ただ一人で自分の時間を過ごした。
手術から1週間後あたり、ようやく傷口が痛まなくなってきたなーというあたりにコルセットが到着した。いよいよ今日から起き上がりますよ!と言われ、起こしてもらうと目の前がぐらぐらして、激しい貧血におそわれた。ただ座るだけなのにすごい高さを感じて怖くてしょうがない。
そんなわたしにさらに悲しい現実が目の前に。
寝たきり生活が続きすぎて筋力が低下し、歩くことができなくなっていたのである。
どこまで続くのか、わたしの絶望よ。
- - - - -
人間というものは、ずーっと寝てばかりいると筋力が弱って歩けなくなるということを身をもって実感する生活が始まった。
手術が無事終わったかと思えば次の難関。車椅子でリハビリ生活のスタート。
その間に両親がわたしの引越しをしてくれた。
荷造りも全くしていなかったので、相当大変だったと思われる。本当に感謝している。はしごのある家にはもう戻りたくなかったし、退院して病み上がりの身体ですぐに新しい家探しというわけにもいかなかっただろうから、自分ナイスと思う。
そんなことを思いつつも、全く歩けない自分に焦りを感じずにはいられない日々。
しかし、リハビリの先生が同い年の優しく楽しい人で、先生に会うのが1日の一大イベントになっていた。もうそれぐらいしか楽しみがなかった。
とにかく少しでもよくなるようにと、部屋で積極的に自主練をした。
そのおかげもあってか車椅子から歩行器、歩行器から手すりを使って階段を上り下り、とリハビリもスムーズに進み、退院の1週間前には、病院にノートパソコンを持ち込んでホームページの更新作業をしていた。好きなことをできる。それだけで幸せだった。
そんなこんなでリハビリから2週間後に、ようやく無事退院することが出来た。
約40日間の長い戦いであった。
今度は個室ではなく6人の大部屋で、一番ひどい怪我ということもあり、オムツ生活を筆頭にいろいろ精神的にキツかった。カーテンを閉め切って、ただ一人で自分の時間を過ごした。
手術から1週間後あたり、ようやく傷口が痛まなくなってきたなーというあたりにコルセットが到着した。いよいよ今日から起き上がりますよ!と言われ、起こしてもらうと目の前がぐらぐらして、激しい貧血におそわれた。ただ座るだけなのにすごい高さを感じて怖くてしょうがない。
そんなわたしにさらに悲しい現実が目の前に。
寝たきり生活が続きすぎて筋力が低下し、歩くことができなくなっていたのである。
どこまで続くのか、わたしの絶望よ。
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人間というものは、ずーっと寝てばかりいると筋力が弱って歩けなくなるということを身をもって実感する生活が始まった。
手術が無事終わったかと思えば次の難関。車椅子でリハビリ生活のスタート。
その間に両親がわたしの引越しをしてくれた。
荷造りも全くしていなかったので、相当大変だったと思われる。本当に感謝している。はしごのある家にはもう戻りたくなかったし、退院して病み上がりの身体ですぐに新しい家探しというわけにもいかなかっただろうから、自分ナイスと思う。
そんなことを思いつつも、全く歩けない自分に焦りを感じずにはいられない日々。
しかし、リハビリの先生が同い年の優しく楽しい人で、先生に会うのが1日の一大イベントになっていた。もうそれぐらいしか楽しみがなかった。
とにかく少しでもよくなるようにと、部屋で積極的に自主練をした。
そのおかげもあってか車椅子から歩行器、歩行器から手すりを使って階段を上り下り、とリハビリもスムーズに進み、退院の1週間前には、病院にノートパソコンを持ち込んでホームページの更新作業をしていた。好きなことをできる。それだけで幸せだった。
そんなこんなでリハビリから2週間後に、ようやく無事退院することが出来た。
約40日間の長い戦いであった。
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