トラウマ小説 -第1話 2012年1月8日-
2013.05.11 (Sat)
忘れもしない2012年1月8日。とても寒い冬の朝でした。
2011年の12月25日、11年勤めたエセOLを辞めました。辞める勇気はなかったのに、気味の悪い事件に巻き込まれ、これは無理!とその後の準備もなく辞めたもので 『今後の人生どうなるんだべか。』と落ち着かない日々でした。
絵だけで生活してゆくということが厳しいなんてことは、長年やっている自分が一番よくわかっているのです。
年末年始は実家で楽しく過ごし、1月4日に横浜の家に戻りましたが、『これからフリーのアーティストとして頑張らねば!』と焦りの気持ちのまま過ごすこと数日。そんなとき突然愚かな悲劇が起こりました。
寝ぼけたまま、ロフトのあるベッドから作業部屋に降りるはしごで足を踏み外してしまい、背中から落ちてしてしまったのです。
【ドンッ】
鈍い音がしました。落ちた瞬間、『これはやばい。』と冷や汗が流れました。
通常テンパリまんのわたしですが、以外にも冷静なもので、『携帯はどこだろう。』とすぐに這いつくばって携帯を探しました。
全く見つからず、玄関に助けを呼びに行こうとするも段差がたくさんあり困難だったので、再び部屋に戻りひたすら携帯を探すことに専念。
このときは痛みよりも、『このまま誰にも気づかれず死んだらどうしよう。』と恐怖でしかありませんでした。今もたまに思い出すことがあり寒気がすることがあります。これは一生トラウマになるのだろう。
- - - - -
何分探しただろうか。
幸運なことに携帯を持って一緒に落ちたようで、遠くに落ちている携帯を見つけたときは本当に安心した。
急いで119番に電話して助けを求め、その後母に電話。
いつものテンションで『もしもーし。』と明るく話す母に、自分の状況を伝えるのがなんとも心苦しく、思い出すだけで申し訳なくなる。どんだけ心配させるんだと。
数分後に救急車の音が聞こえてタンカで運ばれる。
とんでもなく適当な部屋着であったが、いろんな恥がぶっ飛ぶほど助けて欲しかったので、隊員の方に保険証と財布と携帯と家の鍵だけバックに入れてもらいそのまま救急車へ乗り込む。
ドラマで見たような緊迫したシチュエーションはなく、『どこの病院にしようかねー』、『通院しやすいところがいいよね。』、『でも今個室しか空いてなくて、追加料金取られちゃいますけどどうします?』なんてそこらへんのカフェの会話のようなノリで質問されて、ちょっと苛立ちながら、『もう個室でもなんでもいいから病院へ連れてってください!』と言い放つ。
もう一体なんなんだ!夢であってくれ!と半泣きしている間に病院に到着。
2011年の12月25日、11年勤めたエセOLを辞めました。辞める勇気はなかったのに、気味の悪い事件に巻き込まれ、これは無理!とその後の準備もなく辞めたもので 『今後の人生どうなるんだべか。』と落ち着かない日々でした。
絵だけで生活してゆくということが厳しいなんてことは、長年やっている自分が一番よくわかっているのです。
年末年始は実家で楽しく過ごし、1月4日に横浜の家に戻りましたが、『これからフリーのアーティストとして頑張らねば!』と焦りの気持ちのまま過ごすこと数日。そんなとき突然愚かな悲劇が起こりました。
寝ぼけたまま、ロフトのあるベッドから作業部屋に降りるはしごで足を踏み外してしまい、背中から落ちてしてしまったのです。
【ドンッ】
鈍い音がしました。落ちた瞬間、『これはやばい。』と冷や汗が流れました。
通常テンパリまんのわたしですが、以外にも冷静なもので、『携帯はどこだろう。』とすぐに這いつくばって携帯を探しました。
全く見つからず、玄関に助けを呼びに行こうとするも段差がたくさんあり困難だったので、再び部屋に戻りひたすら携帯を探すことに専念。
このときは痛みよりも、『このまま誰にも気づかれず死んだらどうしよう。』と恐怖でしかありませんでした。今もたまに思い出すことがあり寒気がすることがあります。これは一生トラウマになるのだろう。
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何分探しただろうか。
幸運なことに携帯を持って一緒に落ちたようで、遠くに落ちている携帯を見つけたときは本当に安心した。
急いで119番に電話して助けを求め、その後母に電話。
いつものテンションで『もしもーし。』と明るく話す母に、自分の状況を伝えるのがなんとも心苦しく、思い出すだけで申し訳なくなる。どんだけ心配させるんだと。
数分後に救急車の音が聞こえてタンカで運ばれる。
とんでもなく適当な部屋着であったが、いろんな恥がぶっ飛ぶほど助けて欲しかったので、隊員の方に保険証と財布と携帯と家の鍵だけバックに入れてもらいそのまま救急車へ乗り込む。
ドラマで見たような緊迫したシチュエーションはなく、『どこの病院にしようかねー』、『通院しやすいところがいいよね。』、『でも今個室しか空いてなくて、追加料金取られちゃいますけどどうします?』なんてそこらへんのカフェの会話のようなノリで質問されて、ちょっと苛立ちながら、『もう個室でもなんでもいいから病院へ連れてってください!』と言い放つ。
もう一体なんなんだ!夢であってくれ!と半泣きしている間に病院に到着。
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