砂絵やっとります。

3日は恒例の1ヶ月振り返りディです。だうも。

6月は旅行に出かけたり、ホームシックになったり、熱中症になったりといろいろありましたが、大変充実しておりました。オンオフって大事ね！と思ったけれど、わたしの場合ゼロか100かなのでオフに入ったゼロの状況から100の制作モードに持っていくまで時間がかかるのでそれはそれで大変でしたが。

- - - - -
さて。
来た当初から日本とLAで活動することの違いについて考え続けておるのですが、4ヶ月目にして思うことをつづっていきます。

今の感想としては、『制作環境は日本・活動するならLA』という感じです。
わたしの絵は海外に行くと『日本人らしい作品だね。』とよく言われるのですが、日本を全面に押し出した絵を描いているわけじゃないのに『なんでだろう。』としばしば思っていたのですが、ここに来て長い間日本に住んでいろんなものを見て感じてきた人が描くのだからそりゃそうだろう。という当たり前の結論にいたりました。
それは、小さい頃から好きだったお笑いだったり漫画だったり音楽だったりのすべてのカルチャーが刷り込まれ、いろんな人と出会って生まれた繊細な感情だったり空気感だったりが現れるのだろうな。と。
LAで小氏さんと一緒に過ごして全然アメリカを感じない空気感とか（普段は感じているのに）、ジャパンカルチャー不足な環境を実感してそう思いました。
 
今は英語もうまく話せないし、アメリカのカルチャーもまだよくわからないし、日本食だし（これはあまり関係ない）性格も好きな物も変わらぬままですが、 こちらに来てすぐLAに10年以上住んでいる人が展示を見に来てくれたとき『アメリカに長く住んじゃったらこの絵の日本人らしさはなくなってしまうかもしれないね。』と言われた言葉の意味が今ならわかる気がします。

しかしここで、じゃぁ今までのように日本で制作して展示の時にだけ海外に行くってのがいいんじゃない。という結論に至るのですが、それが最終的にはベストだとは思っているのですが、住むことによって人と出会ってつながっていったり、それによる展開の可能性はアメリカの方が圧倒的に大きいと感じるのです。
実際、先日行ったグループ展のオープニングでいろいろお話したことによって11月に2人展をさせていただくことになりました！急展開！今までにやってきた個展や2人展をしたギャラリーの中でおそらく一番大きいスペースで、これはすごいことになったー！と今から気合いを入れつつビビっているのですが、これこそここに住んで何度も通ってお話したことから実現したことだと思うのです。

しかし人数が少ない展示であればあるほど自分にかかる責任も大きいので『いえーい！』と楽観的に喜ぶわけにもいかんのです。
ギャラリー側も作品が売れなければ困るわけなので（もちろん作家も）、大きいスペースを2週間も提供していただいた分の結果を出せるよう制作せねばならん。ということでこれが画家の仕事なのですが、超大変なことだよなぁ。（他人事）
自分で書きながらビビりにさらに拍車がかかっておりますが、もう頭は11月に向けてスタートしています。ビビってはいるけど、わくわくもしています。

一緒に展示をする方とも初めましてでスカイプで打合せしているのですが、いろいろリードしていただけて大感謝！この間2人で話しあったことをギャラリーの方に企画書を提出したら『おもしろそうだね！』とゴーサインが出て、かたこと英語でもなんとかなった（たぶん）充実感にガッツポーズ。

大変長くなりましたが、そんな4ヶ月目を迎えております。
7月は3ヶ所で展示があって、18日はサンフランシスコへ行ってきまーす。初めてのイベントなのでどんな感じかドキドキです。

◆HAND MADE KOREA FAIR 2014
Date:2014.7.10 (Thu)～7.13(Sun)
Place:COEX（Seoul, Korea)　　 　

◆ART OSAKA 2014
Date:2014.7.12 (Sat)～7.13(Sun)
Place:HOTEL GRANVIA OSAKA（Osaka, Japan)　　

◆JPOP SUMMIT FESTIVAL
Date:2014.7.19 (Sat)～7.20(Sun)
Place:Japantown（San Francisco, USA)　　 　 　 　　 　 　 
 
5ヶ月目に向けて悔いのないように生きてゆきます。